納豆

イソフラボンは納豆を食べて直接体内に取り入れる事ができる

イソフラボンは大豆に含まれる成分で、エストロゲンという女性ホルモンと似た機能を持つとされています。
女性に対しては体調を整えたりホルモンバランスを正常に保つなどのはたらきを、男性には男性ホルモンの抑制によって肌荒れの改善や体調の改善、その他発汗量を適度に調節してくれるなどの役割があります。
また、体内に生まれる「活性酸素」を除去し、老化やガンなどに効く抗酸化作用を持っているとされ、女性だけでなく男性にも良い影響があるということです。
まさに万能と呼ぶにふさわしいイソフラボンですが、イソフラボンを含む食品の代表としては納豆・豆腐・豆乳・醤油・味噌などがあります。
他にもイソフラボンを含む食品はいろいろあります。

どれも日本人にとってはなじみ深いもので、初めて食べるという人はほとんどいないと思います。
特に朝食や夕食に欠かせない「納豆」は、100gにつきおよそ73mgのイソフラボンが含まれています。
納豆1パックは100gに満たない量ですから、実際には73mgも摂取することはないのですが、そこに醤油をかけたり豆腐入り味噌汁を食べ合わせるだけで、一日に必要なイソフラボンが丸ごと摂れてしまうというわけです。

病院などでよく「朝食に納豆を食べましょう」などと言われることがありますが、これは満腹感が感じられるからとか、お腹に良いからというだけでなく、納豆の中に含まれるイソフラボンを直接摂取できるメリットもあるのです。
ちなみに、イソフラボンは上限値である75mgを超えてしまうと「過剰摂取」となり、ホルモンバランスを逆に乱してしまう可能性があるといわれています。
現代人は1日平均で20mg程度のイソフラボンしか摂取していないため、私たちの普段の食生活ではまず上限値を超えることはないのですが、超えようと思えば簡単に超えられてしまう成分でもあります。
とはいえ毎日の健康に欠かせない成分ですから、納豆などの身近な食材を適度に摂取し続けることが重要ではないかと思います。

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